公益社団法人 富山県看護協会会長 松原直美
令和2年度富山県看護協会通常総会におきまして会長に選出され、理事会にて選任を賜りました松原直美でございます。会長としての重責に身の引き締まる思いですが、誠心誠意努力する所存です。どうぞよろしくお願いいたします。
皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染症の災禍におかれまして、多くの難局に立ち向かわれ、最善を尽くして日夜業務に従事し地域医療を支えておられますことに、心から感謝を申し上げ、敬意を表します。
さて、6月28日(日)に富山県看護協会定時総会を看護研修センターにて規模を縮小し開催させていただきました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、出席者と委任状による議決権行使を実施し、例年にない状況で総会を終えました。
2020年事業におきましては、2040年を見据え、全世代型地域包括ケアの推進に一層取り組むため、次の4つの重点目標を掲げ、事業を行います。
1.
日本看護学会‐看護教育‐学術集会の開催
2.
地域包括ケアにおける看護提供体制の推進
3.
看護職の働き方改革の推進
4.
看護職の役割拡大の推進と人材育成
依然として、新型コロナウイルス感染症は予断を許さない状況にあります。今後も粘り強い対応と新しい生活様式が必要になります。私たち看護職は、「Withコロナ」の時代に、医療現場で徹底した感染対策をとっていき、そしてエビデンスに基づいた感染に対する正しい知識と技術を繰り返し情報提供します。さらに、感染者やそのご家族と医療従事者への精神的ケアを大切にしていくことで、看護の価値がより一層社会に認識され、確固たる地位を確立することができるでしょう。
多くの皆様から応援エールをいただいています。会員の皆様と共に、精一杯取り組んでいきましょう。
最後になりますが、会員の皆様には今後とも当協会の活動に対して変わらぬご理解・ご協力を心よりお願い申し上げます。
人々の人間としての尊厳を維持し、健康で幸福でありたいという普遍的なニーズ に応え、人々の健康な生活の実現に貢献する。
そのため、
一 教育と研鑽に根ざした専門性に基づき看護の質の向上を図る
一 看護職が生涯を通して安心して働き続けられる環境づくりを推進する
一 人々のニーズに応える看護領域の開発・展開を図る
一 看護職の力を変革に向けて結集する
看護の質の向上、看護職が働き続けられる環境づくり、看護領域の開発・展開の 三つの使命に基づく事業領域において、政策形成、自主規制、支援事業、開発・経 営、広報、社会貢献の六つの実現手法を用いて、人々の健康で豊かな生活の実現を 図るものである。
(平成22年3月富山県看護協会3月通常総会にて決定)
●一般事業主行動計画(PDF)