令和4年度富山県看護協会通常総会におきまして会長に選出され、理事会にて選任を賜りました稲村睦子でございます。会長としての重責に身の引き締まる思いですが、誠心誠意努力する所存です。どうぞよろしくお願いいたします。
皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染症において感染防止対策等に尽力しながら、日夜業務に従事し地域医療を支えておられますことに、心から感謝を申し上げ、敬意を表します。
さて、6月18日(土)、令和4年度富山県看護協会定時総会が富山県民共生センターサンフォルテにて、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により開催規模を縮小して出席会員・委任状をあわせて7,286名をもって開催され、会場に約125名の方に参集していただき総会を3年ぶりに開催いたしました。今年度の重点事業等の報告が出来たことに感謝いたします。
2022年事業におきましては、2040年を見据え、全世代型地域包括ケアの推進に一層取り組むため、次の5つの重点目標を掲げ、事業を行います。
1.全世代型地域包括ケアにおける看護提供体制の推進
2.看護職の働き方改革の推進
3.専門職としてのキャリア継続への支援
4.新興感染症の対応及び災害発生時看護支援活動の推進
5.看護職の役割拡大の推進と人材育成
依然として、治療薬もまだ行き渡らない状況で感染者数の増加、減少を繰り返し、まだ終息も見えない状況であります。そこで、私たち看護職は、「Withコロナ」の時代に、医療現場で徹底した感染対策をとっていき、そしてエビデンスに基づいた感染に対する正しい知識と技術を繰り返し情報 提供します。さらに、感染者やそのご家族と医療従事者への精神的ケアを大切していきます。また、富山県看護協会として、新型コロナウイルス感染症流行により明らかになった人材、医療機関の連携、IT 化等に関することを活用しながら人材育成の課題に取り組んでいく所存であります。
富山県民の皆様が、新しい生活様式を取り入れながら安心して豊かな生活が実現できるよう寄与するとともに、今年度も研修事業やナースセンター事業、訪問看護総合支援事業、訪問看護事業等、多くの事業に取り組んでまいります。
多くの皆様から応援エールをいただいています。会員の皆様と共に、精一杯取り組んでいきましょう。
最後になりますが、会員の皆様には今後とも当協会の活動に対して変わらぬご理解・ご協力を心よりお願い申し上げます。
人々の人間としての尊厳を維持し、健康で幸福でありたいという普遍的なニーズ に応え、人々の健康な生活の実現に貢献する。
そのため、
一 教育と研鑽に根ざした専門性に基づき看護の質の向上を図る
一 看護職が生涯を通して安心して働き続けられる環境づくりを推進する
一 人々のニーズに応える看護領域の開発・展開を図る
一 看護職の力を変革に向けて結集する
看護の質の向上、看護職が働き続けられる環境づくり、看護領域の開発・展開の 三つの使命に基づく事業領域において、政策形成、自主規制、支援事業、開発・経 営、広報、社会貢献の六つの実現手法を用いて、人々の健康で豊かな生活の実現を 図るものである。
(平成22年3月富山県看護協会3月通常総会にて決定)
●一般事業主行動計画(PDF)